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中国の自動車メーカー各社について




中国のビックファイブ
中国の自動車メーカーは外資との提携も盛んで、数多くのメーカーが群雄割拠している状況です。そんな中でビックファイブと呼べる自動車メーカーがあります。それは上海汽車、東風汽車、第一汽車、長安汽車、北京汽車の5社です。これら自動車メーカーはいずれも販売実績で200万台を超える大企業です。1位の上海汽車にいたっては販売実績が2015年度で586万台と日本の本田を超え、世界7位の規模を誇ります。

今回はこの5社に加えて130万台の販売実績を誇る国内6位のメーカーである広州汽車についても取り上げていくことにします。

上海汽車
東風汽車
第一汽車
長安汽車
北京汽車
広州汽車


上海汽車(シャンハイオートモーティブ)
・設立上海汽車装配廠が1958年に「鳳凰」ブランドのセダンタイプの自動車を開発したことから始まります。
・海外提携企業フォルクスワーゲン(ドイツ)、GM(アメリカ)、ボルボ(スウェーデン)
・傘下企業/.上海VW(50% - フォルクスワーゲンと折半出資)
/.上海GM(グループで50% - 残り半分はGMが出資)
/.上海申沃客車有限公司(ボルボと折半出資)
/.上汽通用五菱汽車(グループで51% - 残りはGMが34%、広西汽車集団が15.9%)
/.奇瑞汽車(20% - 安徽奇瑞集団=80%)
・特徴 上海汽車集団はグループ全体の自動車販売量は2015年度で586万台になります。この数値は世界第7位のホンダの471万台を超え、世界6位で664万台のフォードに迫る勢いです。

傘下の企業である上海VWは180万台の売上を誇り、企業別では国内1位の規模となります。また同じく傘下である上海GMは172万台で国内3位に位置しています。国内2位の上汽通用五菱汽車も上海汽車集団の傘下の企業です。結果国内の1位から3位までを上海汽車集団が独占していることになります。

同集団は奇瑞や吉利汽車など自社ブランドでの自動車販売には消極的であくまで世界的な自動車大手との合弁事業に注力しており、その結果中国国内で圧倒的な販売数量を実現しています。

上海VWのサンタナは上海タクシーの定番にもなってます。また乗用車販売ランキングでも毎年トップ3の順位を争うほどの人気です。奇瑞汽車の「奇瑞(チェリー)」は10万元を切る国産車とあって特に人気が高いです。


東風汽車(ドンファンモーター)
・設立1969年に同社が設立されました。
・海外提携企業プジョーシトロエングループ(フランス)、ルノー(フランス)、日産自動車(日本)、ホンダ(日本)、起亜(韓国)
・傘下企業/.東風汽車(日産自動車と折半出資)
/.風神汽車(40% - 東風汽車に帰属)
/.神龍汽車(50% - 残りはプジョーシトロエングループ)
/.東風本田(50% - 残りはホンダが出資)
/.東風悦達起亜汽車(25% - 25% = 江蘇省の悦達集団、50% = 起亜自動車)
/.東風ルノー(50% - 残りはルノー)
・特徴風神汽車はもともとは日産が出資する裕隆汽車との合弁でしたが、新たに日産と「新」東風汽車を設立したため、風神汽車は同社に帰属することとなりました。

2003年にはフランスのプジョーシトロエングループ折半出資で神龍貴社を設立。ルノーとも2004年ごろから計画されてきましたが2013年になってようやく折半出資で合弁会社設立にいたっています。

東風汽車は他社と比較してもかなり多くの国際的な自動車メーカーと提携していることがわかります。乗用車部門では東風日産が7位で102万台、神龍汽車が10位で71万台と稼ぎ頭となっています。

中国の自動車メーカーにとっては提携先との合弁がどれだけ販売数をあげれるかが、グループ自体の売上や販売実績を左右するということがわかるかと思います。


第一汽車(ファーストオート)
・設立1953年にロシアの自動車メーカーの支援を元に中国で最初の自動車メーカーとして設立されました。
・海外提携企業フォルクスワーゲン(ドイツ)、トヨタ自動車(日本)、ダイハツ自動車(日本)、マツダ(日本)
・傘下企業/.四川豊田(子会社の成都一汽汽車とトヨタ自動車で折半出資)
/.一汽VW(60% - 残りはフォルクスワーゲン出資)
/.天津豊田(子会社の天津汽車の100%子会社とトヨタで折半出資)
/.天津汽車(100%出資)
/.成都一汽汽車(80%出資)
・特徴一汽VWのジェッタは乗用車販売ランキングで、販売高トップ4の一角を165万台の乗用車を販売しています。中国大手自動車メーカーは提携先の国際的な自動車メーカーとの合弁事業での販売数が売上に大きく左右されます。トヨタとの合弁事業が乗用車販売ランキングトップ10に入ってくるようになると第一汽車の販売高もそれに比例して大きく伸びることになるため、同事業での売れ行きが今後の同社の成長の鍵となってくるでしょう。


長安汽車(チョウアンオート)
・設立設立は1862年と古く、もともとは兵器等の製造、開発を担当してきました。乗用車部門への進出は1957年からでジープの製造を開始しています。
・海外提携企業スズキ(日本)、マツダ(日本)、フォード(アメリカ)、プジョーシトロエングループ(フランス)
・傘下企業/.長安鈴木汽車(51% - 残りはスズキが35%、双日が14%)
/.長安福特汽車(50% - 残りはフォードが出資)
/.長安馬自達汽車(50% - 残りはマツダが出資)
/.長安PSA(50% - 残りはプジョーシトロエングループが出資)
・特徴1993年に日本のスズキと合弁会社である長安鈴木汽車を設立。2001年にはフォードと折半出資で長安福特(フォード)汽車を設立。これに当事フォードのグループ企業であったマツダも参加してフォード35%、マツダ15%出資という形で3社の合弁に切り替わりました。

その後フォードとマツダは資本提携を解消したため、合弁事業である長安福特汽車も2012年にフォードとの合弁である長安福特汽車とマツダとの合弁である長安馬自達汽車へと分割されることになりました。2010年にはプジョーシトロエングループと折半出資で長安PSAを設立しています。

長安汽車は自社ブランドでの乗用車販売にも力を入れており自社メーカーである長安汽車は乗用車販売で国内5位の111万台を売り上げています。これは合弁事業での稼ぎ頭である長安フォードの売上の86万台を超える実績です。


北京汽車(ペキンオート)
・設立設立は1953年です。
・海外提携企業ダイムラー(ドイツ)、現代(韓国)
・傘下企業 /.北京奔馳汽車(51% - 残りはダイムラーが出資)
/.北京現代汽車(50% - 残りは現代が出資)
・特徴 2002年には韓国の現代自動車と合弁会社を設立。国内の乗用車販売ランキングでは第6位の106万台と大きな稼ぎ頭となっています。2005年にドイツのダイムラーと合弁で北京奔馳汽車を設立。


広州汽車(グアンジョウオート)
・設立1997年に設立。
・海外提携企業ホンダ(日本)、トヨタ(日本)
・傘下企業 /.広州本田汽車(50% - 残りは本田が出資)
/.広州豊田汽車(50% - 残りはトヨタが出資)
・特徴1999年に現在人気沸騰中の「雅閣(アコード)」生産開始。2002年には「奥得賽(オデッセイ)」の生産開始。広州ホンダの特徴ははじめから日本をはじめとする世界各国で人気の乗用車を生産しているところにあります。国産車でかつ最新の車ということで、眼の肥えた国内のユーザーにも人気が高いようです。

また中国自動車市場で初めて、メーカー特約販売店を全国に展開し、顧客サービスの拡充にいち早く努めた点も広州ホンダの強みとなっています。2004年にはトヨタとも合弁を開始し、この2社の合弁事業が売上の大半を占めています。


販売台数トップテン
最後に改めて2015年度の自動車メーカーの販売実績トップ10ランキングと乗用車部門での売上トップ10ランキングを見ていくことにします。企業グループ単位ではすでに200万台を超える自動車メーカーが5社存在し、2位の東風汽車は387万台、1位の上海に至っては586万台もの販売実績を誇ります。やや上位陣営が固まってきた様相ですが、多くは合弁事業での売り上げからきているものです。特に上海汽車などはその売上をほぼGMとVWとの合弁事業から満たしています。

乗用車販売部門を見てみると合弁事業での自動車メーカーが大半を占め、独自ブランドは5位の長安汽車や9位の長城汽車のみとなっています。9位の長城汽車は自社開発の自動車が他社とそっくりだとたびたび指摘されて訴訟なども起こされている企業です。

自動車メーカー販売台数(2015年度)
グループ名販売高
上海汽車集団586.35万
東風汽車集団387.25万
第一汽車集団284.38万
長安汽車集団277.65万
北京汽車集団248.90万
広州汽車集団130.31万
華農汽車集団85.61万
長城汽車集団85.27万
安徽江准58.79万
吉利控股56.19万

乗用車部門販売トップ10(2015年度)
企業名販売高
上海大衆180.56万
上海通用五菱179.76万
上海通用172.50万
一気大衆165.02万
長安汽車111.33万
北京現代106.28万
東風日産乗用車公司102.61万
長安福特86.87万
長城汽車75.32万
神龍汽車71.07万





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最終更新日 2016/05/12
公開日 2004/04/16




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